ドラムのチューニングが苦手!
ドラムのチューニングは、いつも頭を悩ませる問題ですよね。
やりたいけどよくわからくてボルトをぐるぐる回しちゃう。
結局なんだかよくわかんなくなってそのまま演奏する。
そんなチューニングの迷宮へ突入してしまうドラマーへ、簡単にできるベーシックなチューニング方法を1つお伝えしちゃいます!
ここではタムひとつを例にとって解説していきます。スネアは少し別のテクニックもあるのでまずはこちらをご覧ください。
チューニングの準備
最も重要なポイントを一口で説明してしまうと、『全てのチューニングボルトを緩めてから始める』です。
これにつきます。
自分のドラムセットではないときにありがちなのは、どういうチューニングの状態になっているかよくわからないのに、とりあえず始めてしまうというのが迷宮への第一歩です。
ボルトを緩めてしまえば、すべての負荷がゼロに戻るので自分でテンションを認識しながらチューニングしていくことができます。
一つ注意点があって、緩めるときに一つのボルトだけを急に回すのはNGです。
フープやラグなどのゆがみなどの原因になってしまいます。対角線上に90度ずつくらいの感覚で少しずつ回していきましょう。
ボルトがフープにテンションがかからなくなるところまで緩めればオッケーです。打面側、ボトム側、両方緩めたらチューニング開始です。
タム類やフロアタムを、床に並べてやりましょう!
手順を解説
最初に、ボトム側から手を付けます。チューニングというとタムをマウントしたまま打面側ばかり一生懸命いじりがちですが、実はこのボトム側でほぼ決まるといっても過言ではありません。
まずボルトを手で回していきます。ボルトのねじ部分を回すのがほどほどに力が入っていいのですが、ボルトにゴムがついていない場合はオイルが手についてしまうので気を付けましょう。対角線で持って両手でやると早いです。
手であっても、締め付けていくとフープは沈み込んでいくので、2回しくらいはこの工程を繰り返してボルトが回らないところまで締めていきます。
に、締めるボルト付近のフープに少し体重をかけて更に手で回していきます。これが終わったらチューニングキーの登場です。ここでのポイントはやはり一気に回さないこと。せいぜい一度に90度くらいにしておきましょう。
全てのボルトを同じ量ずつ締めていって、好みの音程になるまで上げていきます。音程を文字で伝えるのは難しいですが・・・、体重をかけて回し終えた時点から3,4度ほど上を意識しましょう。
他のタム、フロアタムとの音程差もあるので全てがきれいに鳴って、バランスのいい音程を目指しましょう。
ここまでいったらすべてのボルト付近のヘッドを手のひらで押して、ヘッドをエッジになじませます。
また、ヘッドの端部分をコンコンと叩いていって、音程の低いところのボルトを締めて微調整しましょう。
打面側のチューニングと最終調整
ここまできたらあと少しです。
ボトム側と同じ工程で、フープに体重をかけてボルトを手で回すところまでやります。この時点でヘッドを手のひらで押してなじませます。
運がいいと(笑)ここで完成です。
テンションや音程が好みではなければもう少し締めていきます。そして締めたら手のひらで押してなじませる。これを繰り返して好みの音に近づけましょう。
全体の音程が高すぎると感じたらボトムを緩めます。
また、サスティーンが長いと感じたらボトムを締めます。もっと長くしたければ緩めます。
どこか、ちょうどいいところを落としどころにしなくてはいけません。
好みのサウンドに近づくまでトライしましょう!
それでは、今日はこのへんで。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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