ドラムセット全体のチューニングとバランスとバスドラムのチェックポイント

こんにちは!kentarohです。

前回、タムのチューニングについて書きました。今回はドラムセット全体のチューニングバランスとまだ触れていないバスドラム特有のチューニングについて書いていきたいと思います。

ドラムセットは、チューニングの異なるドラムが並んでいるのでそれぞれに干渉しあってしまいます。

スネアを叩いたらタムが鳴る、フロアタムを叩いたらスナッピーが鳴るといった具合です。

実際、これらを干渉しないようにチューニングするのは、プロのチューナーのハイレベルな技術なのでちょっと難しいかもしれません。

しかし、せっかく自分でチューニングできるようになったのだから、もう一歩深いところまで知ってみたいですよね!

チューニングのバランスと干渉

どこが干渉しているのか、確かめる方法は簡単です。

叩いたときに他のヘッドを押さえて音が止まる太鼓を探します。ボトム側もチェックしましょう。

干渉しているところがわかれば、あとはそのヘッドのチューニングを締めるか緩めるかするだけです。

なんだ、簡単じゃん!って感じですが、上げたら今度はそれが他のキットに干渉したり、鳴りがすくなくなったり、音程のバランスがくずれたり・・・。

ここで、キット特有の「チューニングレンジ」の広さというものが重要になってきます。聞いたこともある方もいるんじゃないかと思います。

チューニングレンジが広ければ、多少音程をあげさげしても問題なく鳴ってくれます。レンジが狭いと、その太鼓がよく鳴る音程が狭く、それだけチューニングがシビアになるということです。

バスドラムのチューニング

太鼓自体のチューニングは他のキットと同じですが、バスドラムにはミュートを入れることがほとんどです。

専用のミュート材やら毛布やら、いろんなものが入っていますね(笑)

これらはおおむね、バスドラムの余計な鳴りを抑えてそれの最も重要な低音の成分をより強調するために入れられます。バスドラムは口径が大きい分、音の情報も多いんですね。

バスドラムは低音を求めるあまり、ついついヘッドをゆるゆるにしがちなんですが、ちゃんと張っている状態でも低域はちゃんとでています。

ただ、中音の成分が低音をマスキングして認識しづらくなっているだけです。

なのでバスドラムのミュートは重要というわけです。ミュート材はどちらかというとフロント側により多く接触させるほうが音は作りやすいです。

どこに当てるとどう音が変化するか、いろいろと検証してみるのも楽しいですよ!

まとめ・よいサウンドとは

干渉がどうのとかいいましたが、結局大事なのはどういう音を求めているかに尽きると思います。干渉してても、ドラムセットが全体で共鳴しあって鳴っている状態は、迫力もあって音楽的にも素晴らしいです。

ドラムセットはそれ一組でオーケストラ。セットのアンサンブルが美しく、自分の気持ちいいところを目指していきましょう!

それでは今日はこのへんで。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!




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